テクノロジー
S tronic - S トロニック
フォルクスワーゲンではDSG(ダイレクトシフトギアボックス)と呼ばれているツイン・クラッチ式トランスミッションで、もともとはアウディS1などのラリーカーからフィードバックされた技術。過去にポルシェがレース(Cカー)で使用していたものがルーツであるという話もある。
シフトチェンジをすべて電子制御化、バイワイヤー化されたATセレクターとスロットルを連動させることにより、シフトアップ&ダウンに要する時間は、わずか0.2秒。もっとも難しいとされる6速から2速へのシフトダウンも0.9秒で行う。
quattro - クアトロシステム
センターデフにトルセンデフを搭載し、電気的(ブレーキによる4輪独立空転制御)ではなく、駆動力(トルク)に応じて機械的に差動を制限し、空転を防ぐ。現行S、RSモデルおよびA4、A5、Q5、A6、Q7では、イニシャルで前後比40:60に設定されている。
A3、S3、TTではハルデックスカップリングを用いた4輪駆動システムが採用されており、こちらはイニシャルの前後比が95:5となっている。またR8も同じくハルデックスカップリングを用いたシステムであるが、前後比は15:85とかなりMRに近くなっている。 FSI - Fuel Stratified Injection (燃料層状噴射) 圧縮行程の燃焼室に直接ガソリンを噴射するガソリン直噴エンジンで、失火を防ぐため点火プラグ周りのみを理論空燃比とし、層状燃焼(プラグ周り以外は希薄燃焼)させるすることで燃料消費を抑える。
TDI - TDIテクノロジー
排出ガスの後処理を含むコモンレール式ターボディーゼル直噴エンジンシステム。高出力、省燃費、低環境負荷を実現。2006年からル・マン24時間耐久レースの参加車両にも採用され、3年連続で総合優勝を成し遂げている。
ASF - アウディスペースフレーム
スペースフレームをアルミ押し出し材の溶接組み立てで構成し、重量を押さえ、かつ剛性を高めた。量産車としては世界初採用。
Audi Magnetic Ride - アウディマグネティックライド
磁性流体で作動するアダプティブシステムにより、走行状況とドライバーのドライビングスタイルに応じてロールの抑制を行い、乗り心地とダイナミックな走りを同時に実現する。
Audi AG
種類 | AG(株式会社) |
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本社所在地 | ドイツ インゴルシュタット |
設立 | 1909年7月16日 |
業種 | 自動車産業 | 事業内容 | 自動車 |
売上高 | 298億40百万ユーロ(2009年) |
純利益 | 13億47百万ユーロ(2009年) |
従業員数 | 60,000(2007年) |
主要株主 | フォルクスワーゲンAG |